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プロ野球開幕について②

連日マスコミを賑わせているプロ野球開幕問題。
一方的な報道が多く混乱も見られますので、それぞれの主張の中身を検証してみましょう。

セリーグ:当初日程通り→3月29日開幕・減灯ナイター
本来開幕日については問題無かったはず。当初予定通りとしたのも直接被災した球団が無かった事と、予断を許さない原発問題等で今後の日程に変更も考えられ、可能な日程から消化して行こうとしたものでした。しかし事態の重要性を見誤った巨人(東京ドーム)とヤクルト(神宮球場)が、節電対策を打ち出せずに問題が深刻化。今後は地方球場利用等を真剣に検討するべきでしょう。

パリーグ:当初4月12日開幕→4月中のナイター中止
思い切って当初から4月12日に日程変更し好評。ただし、これは交流戦やCSを普通に行うためのスケジュールを逆算しただけのもので、楽天本拠地の修復や西武ドーム問題は考慮されていません。事情を知らない一部パリーグ監督からはセリーグへの批判がありましたが、この非常時にただ非難している場合じゃないでしょう。ソフトバンク球団の球場提供のように前向きな提案こそ必要な事態です。また交流戦やCSに固執せず、通常シーズンと日本シリーズの日程を第一に考えて欲しいものです。

選手会:4月12日セパ同時開幕
4月12日セパ同時開幕に固執し過ぎでしょう。上記の内容から同時開幕は雰囲気的なものであり、自己満足でしかありません。事態はもっと深刻です。電力回復は進まないだけでなく、夏場に向けて一層悪化することも懸念されています。とても4月12日に同時開幕したからといってスムーズに日程が消化されるとは思えません。新井選手会長は12月末になってしまっても、シーズン・交流戦・CS・日本シリーズを完全消化すると言っていますが、実際に寒さ増す時期に可能なのでしょうか?ファンだって普通の時期に見たいはずです。また開幕が遅れることは、新井選手会長に代表される高給取りの一流選手には些細なことかもしれませんが、今年が最後かもしれない選手や新人選手にとっては2度と取り戻せない時間です。球場周辺で働く関連産業の多くは中小零細企業であり、その経営はますます厳しさを増す事も考えなくてはいけません。また被災地から遠く離れた地域の子供たちの楽しみを奪うだけでなく、その将来をも左右する時間になってしまうかもしれません。

日本政府:主張が毎回変化
当初電力事情をポイントとしていたが、的外れなセパ同時開幕に言及。これは発表以上に厳しい状況におかれている原発問題と電力事情から目を反らすためとしか思えません。たとえ多少の動揺が生まれようとも隠し事はせずに、電力事情回復の目処を公表して協力を仰ぐのが筋でしょう。

巨人:東京ドームに固執
とはいえ、巨人そして東京ドームが混乱の中心にあることは否定出来ません。ここは電力問題と放射能問題を抱える東京ドームの使用を最低限にして、早急に地方球場と連携を図り、電力消費が落ち込む時期を除き基本的に地方球場を遠征して周るしかありません。いまならプロ野球誘致に関心を見せる山形・静岡や四国・九州各都市に加え、夏場は今年初キャンプとなった沖縄に長期滞在するのもひとつの案かもしれません。

とにかく緊急事態です。各人各球団の思惑は捨て去り、被災地に考慮しつつも、全国の野球ファンを楽しませるために、前向きな発言や話し合いが持たれることを切に願います。

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